南の鳥たちが今年も空高く羽ばたいた。
~2019プロ野球総決算~

今年のペナントレース、セ・パともに最後の最後まで本当に何が起こるかわからないシーズンになりました。現にポストシーズンの権利を143試合目の決着で手にしたチームもあり、目の離せないシリーズでした。
今回のコラムは私(エイビスのイチロー)が感じた2019年プロ野球のあんなこと、こんなことを書いていこうかと思います。

どの球団も大型連敗!苦しかったセ・リーグに見えたもの

春先、早くも躓いたのはDeNA。今季最大の10連敗を4月に迎え、5月の終わりにようやく最下位生活を脱出します。

DeNAとは逆に4月に首位を走っていたヤクルトがセ・タイ記録となる16連敗を記録。最下位に沈んでしまいます。

時を同じくして上位争いを制していたのはリーグ4連覇を狙う広島。11連勝を含む5月度月間20勝の球団新記録で首位に立ちました。

しかし、その広島も6月の交流戦を境にペースを落とし、リーグ戦再開直後からまさかの11連敗。広島は5位でシーズン後半戦を迎えます。ところが、オールスターブレイクを挟んでからの広島は水を得た“鯉”の如く9連勝で再び上位争いに食い込んでいきます。

広島が連敗するなか、巨人が首位に返りざきます。終盤が始まる8月頭には2位DeNA、3位広島まで1G差と迫られますが、何とか持ちこたえながらマジックを点灯させます。 セ・リーグ優勝は巨人。M1を2位DeNAとの直接対決を制し、5年振りのセ界制覇を果たしました。

巨人が優勝する一方でCSを懸けた2・3位争いも激戦が繰り広げられます。DeNA、広島、阪神、中日の4チームでの争いとなり、一戦一勝がどのチームも絶対となりました。DeNAと阪神が混戦を制し、CSの出場切符を手に入れました。

大型連敗をするチームが多かった今シーズン。上位からの転落のなかで、長いトンネルの先に光を見つけたチームと、そのまま夜道をさまよったチームと明暗が分かれた一年になりました。

鷹と狗鷲の争いに割って入った百獣の王の形となったパ・リーグ

最後の最後に頂点が入れ替わったパ・リーグ。昨年覇者西武が終盤戦で連勝を着実に積み重ね、土壇場で混パを制しました。
昨シーズン(‘18)、西武は貯金を35作ってフィニッシュしたのに対し、今シーズン(’19)は約半分の18で頂へ登り詰めました。
開幕からパ・リーグを彩ったのは西武ではなく、ソフトバンクと楽天。首位が入れ替わる中、ソフトバンクが一つ抜け出しました。交流戦最終戦を皮切りに9連勝で一強体制に持ち込んだかのように見えたソフトバンク。しかし、一時は日本ハムの猛追に遭い、9月に差し掛かると西武に襲われてしまします。

終盤の二強は先述の通り、ソフトバンクと西武。CS最後の一席は残る楽天、ロッテ、日本ハム、オリックスと4チーム。そうです、どの球団にもそのチャンスは残っていました。オリックスは順位浮上が懸かった重要なゲームを落とすなど苦しい戦いが続きました。
日本ハムは一時は首位に肉薄しましたが、優勝戦前から離脱。要因は8月に45年振りとなる月間ワーストの20敗でした。
最後までCS争いに残ったのは楽天とロッテ。決着がついたのは、9月24日。楽天はソフトバンクに勝利し、後を追ってロッテは西武に破れ、この瞬間に楽天がパCS最後の椅子に座りました。
また、同日の試合結果を以て西武が2連覇を果たしました。
さらに、この日は後にも先にも珍しい、パ・リーグ全チームの順位が同日に確定した日になりました。


今年も熱い熱い戦いを演じてくれた12球団。最後の最後で歓喜に沸いたチーム、対して143試合目に涙をのんだチームもありました。
冬を越えて、一皮むけた屈強な男たちが同じ頂を目指し、来シーズンも熱い戦いを繰り広げてくれることでしょう!
毎年登場する新しいイベントユニフォームにも期待です(^▽^)/